トレーナーのためのSPAT講習会
=1.SPATとは

操体法とは、故・橋本敬三医師(1897〜1993年)によって創設された、筋骨格系のバランス回復法を中心とした健康法・医療哲学(操体原理)です。SPATは、橋本敬三先生の下でその思想と技術を学んだ鹿島田忠史医師(東京大井町で誠快醫院を開業)が、操体法を応用し開発した技術です。
=2.どのようにSPATを活用するのか

なぜならば、動作テストから終了まで、5分程度の短時間で行うことができるため、さまざまな応用が可能だからです。例えば、ウォーキング、体操、トレーニング、スポーツなどの前に短時間で筋骨格系のバランスを調整しておくことで、スポーツ外傷・障害の予防効果、スポーツ・身体活動における動作パフォーマンス向上を期待することができます。
そのため、運動指導者やトレーナーが、適切な技術を修得することで運動中に生じた動作に伴う違和感への対応技術としても用いたり、身体活動、スポーツ活動終了時に鮮明になりやすい、筋のアンバランスに対応することで、血流を改善し疲労回復を早めたりする効果も期待できるなど、その活用範囲は広いといえます。
=3.どのような方法で行うのか

このような固定化されたゆがみを、やみくもに矯正しようとしても、あまり効果は期待できません。以下のように、3つの段階を踏んで行うのがSPATです。
1.骨盤がどのようなゆがみ方をしているのかを知る
(腰椎の運動分析によるゆがみの判定)
2.ゆがみをつくっている筋肉の張力を緩める
(操体法による筋緊張除去)
3.その上でゆがんでいる方向とは逆向きに矯正を加えていく
(固定化したゆがみの矯正)
これによって、傷害予防や、よりよいパフォーマンスのための身体バランス調整メソッドとしてのSPATの有効性が期待されます。
■実施上の注意
SPATには、軽い矯正手技が含まれているので、次に記すような場合には安全性を考慮し、操体法までを行い、矯正手技は行いません。
@骨折、脱臼、筋断裂などの外傷
A重度の骨粗鬆症
B痛みやガンの骨転移疑い
B関節リウマチ等炎症性疾患の急性期
C頸椎・胸椎椎間板ヘルニア
D一般に75歳以上の体力の低下した高齢者
■操体法とPNFについて
操体法による筋緊張の除去の方法は、PNFストレッチングと似ていると指摘する向きもありますが、気持ちよい感覚とその生理学的効果を考えると、その理論的背景は異なります。操体法は心地よい方向に、快適に感じる強度(全力の1/4程度)で動くので安全性も高く、身体的リスクを抱える高齢者にも最適な身体バランス調整方法であるといえます。
したがって身体虚弱な高齢者などには、矯正部分を省略して操体法のみを行うことで、安全性を確保することができます。
=4.SPAT講習会実施要項
私、矢野史也は、SPAT開発者である鹿島田忠史医師より、トレーナー界で唯一のSPATマスタートレーナーとして、SPAT講習会開催の許可をいただきました。
SPAT修得を希望するトレーナー・運動指導者を対象に、以下の要領で講習会を実施いたしますので、希望される方は下記フォームよりご連絡ください。
クリックして送信フォームよりご連絡ください
(※1)参加希望者と講師側の日程のすり合わせを行わせていただき、全4回の日程を確定します。
(※2)基本的に各回の間は、1週間以上空けていただきます。
1回終了するごとに現場に持ち帰り活用いただいた上で、問題点や気付きを整理して
次回に参加していただく形式です。
■全4回が終了した方で、ご希望がある場合は、鹿島田先生から直接、指導を受けることも可能です。
(料金は別途必要になります)
■講習会は、6人を上限とした少人数制で行います。原則として、2人(=1組)の申し込みを最小実施単位とします。
マンツーマン受講(1人で参加)を希望される場合は、当方からクライアント役としてのアシスタントをご用意します。
■SPAT参考書、DVDについて
以下の参考書、DVDがありますので、事前に勉強していただくことで、講習会での理解が
深まるものと思います。
●鹿島田忠史著「
SPAT−超短時間骨盤矯正法−
」:源草社
●鹿島田忠史DVD「
骨盤矯正法SPAT [DVD]
」:医道の日本社
●鹿島田忠史DVD「
SPAT 頚椎・胸椎編 [DVD]
」:医道の日本社
●矢野史也著「
ゆるみ筋&こわばり筋のコンディショニング
」:道和書院
2010年3月10日記載

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